P-51マスタング クレイジーホース

P-51マスタング クレイジーホース

当プロジェクトでゼロ戦の操縦を担当するパイロットの野口武彦氏は、現在アメリカフロリダ州オーランド・キシミー(Kissimmee)空港内にあるスタリオン51(※1)にて、P-51ムスタングの操縦資格取得に向けて訓練を行なっています。

スタリオン51は全米でも有名な、レシプロ戦闘機P-51マスタングの教習学校です。

アメリカでは数多くのP-51がいまも飛行可能な状態に整備されており、トム・クルーズをはじめとするハリウッドスターたちがP-51の操縦資格取得を夢見て日々訓練に励んでいますが、もちろん日本人でP-51の操縦資格を取得した者はこれまでだれ一人おりません。それは有り余る馬力の大きさとスピードのため、操縦するのには相当な技術力を要する機体だからです。故にP-51は「クレイジーホース」と呼ばれています。

野口武彦氏は、ゼロ戦の操縦資格取得へのステップとして、同じ第二次大戦期の最高峰の戦闘機であるP-51の操縦資格を取得することを決めました。

今回野口武彦氏がP-51の操縦資格を取得すれば日本人として史上初の快挙となり、ゼロ戦を日本の空に日本人パイロットの手によって飛行させる「アビエイタープロジェクト First」にも一層の弾みがつくことは間違いありません。

曲技飛行講習・訓練は順調に進んでおり、操縦資格の取得が実現する見込みです。

続報が入り次第、皆様にご報告させていただきます。

これまでの訓練のもようは、ブルージェット「空からブログ」でもご紹介しています。

※1: スタリオン51 公式サイト