アビエイタープロジェクト公式サイト|ゼロ戦を、日本人パイロットの手で、日本の空に!

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ゼロ戦を生まれ故郷、日本へ。日本人パイロットの手で、日本の空へ。

「アビエイタープロジェクト」は、零戦をはじめとする世界的に歴史ある航空機を日本人パイロットの手で飛行させる技術と経験を、日本の航空技術の未来を担う者たちへ継承していくことを目指していくプロジェクトです。2015年5月には、パイロット野口武彦氏(水産航空株式会社・代表取締役)の操縦で国産旅客機YS-11の9年ぶりの日本での飛行を実現しました。今後は、世界で1機の栄エンジン搭載の零戦52型の日本人パイロットによる日本での飛行を目標に活動してまいります。

 

アビエイタープロジェクトとは

アビエイター(Aviator)とは、飛行家、飛行士など古き良きヒコーキ時代の操縦士のこと。

アビエイタープロジェクトは、ゼロ戦をはじめとする世界的に歴史ある航空機を日本人パイロットの手で飛行させる技術と経験を、日本の航空技術の未来を担う者たちへ継承していくことを目指していくプロジェクトです。

私たちは、日本の航空技術のシンボルである世界で1機の栄エンジン搭載の零戦52型を日本の空に日本人パイロットの手によって飛行させるプロジェクトをすすめています。

いま、ゼロ戦に大きな注目が集まっています

「ゼロ戦」にいま、大きな注目が集まっています。
埼玉県の所沢航空発祥記念館で、オリジナルの栄エンジンを搭載する世界で唯一の飛行可能なゼロ戦52型が2012年から展示され、2013年3月末にはエンジンをかけるパフォーマンスなども行われ、好評を博しました。

2013年7月には、宮崎駿氏率いるスタジオジブリの新作アニメとして、ゼロ戦の設計者である堀越二郎の生涯を描いた『風立ちぬ』が公開されました。また多くの読者の共感を呼んだ小説『永遠の0』の映画化作品が2013年12月に公開されました。ともにゼロ戦が主題に関わる存在として描かれています。このようにいま、期せずしてゼロ戦とそれにまつわる物語がクローズアップされています。

>> 映画『風立ちぬ』公式サイト
>> 映画 『永遠のゼロ』公式サイト

P-51の操縦免許取得、そしてスティーブ・ヒントン氏との出会い

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2014年春、アビエイタープロジェクトでパイロットを務める野口武彦氏は、ゼロ戦の操縦資格取得へのステップとして、同じ第二次大戦期の戦闘機の最高峰であるノースアメリカンP-51マスタングの操縦資格を取得することを決め、アメリカに渡りました。

フロリダ州オーランドにあるスタリオン51は、P-51マスタング専門の教習学校であり、全米から現役軍関係者も集まり訓練を行なう場所としても有名です。ここでスティーブ教官のもと曲技飛行講習・訓練は順調に進み、5月6日には日本人で初めてとなるP-51マスタングの操縦資格を取得。操縦資格取得までは歴代でも最短の所要時間となる快挙でした。

野口武彦氏、歴代最短で日本人初・P-51の操縦資格を取得

さらに、この過程で野口氏はアメリカを代表する大戦機パイロットとしても広く知られているスティーブ・ヒントン氏と出会いました。スティーブ・ヒントン氏は、第二次世界大戦時に使用された軍用機を中心に展示するプレーンズオブフェイム航空博物館の代表でもあります。

ヒントン氏が、多くの人にゼロ戦の素晴らしさを知ってもらうというアビエイタープロジェクトの趣旨に寛大な心でご理解を示していただいたことで、ここにプレーンズオブフェイム航空博物館とアビエイタープロジェクトとの合意が実現する運びとなりました。

2015年にはYS-11を9年ぶりに日本の空へ

YS-11が9年ぶりに日本の空を復活飛行

YS-11が9年ぶりに日本の空を復活飛行

2015年5月には、アビエイタープロジェクトはわが国に唯一現存する(※1)国産旅客機YS-11(YS-11A、登録番号JA8709)の9年ぶりの日本の空の飛行を成功させました。

YS-11は、第二次世界大戦後に初めて日本のメーカーが開発した旅客機として広く知られています。1964年に運航を開始し、東京オリンピックの聖火輸送にも使用されました。ゼロ戦の設計者として知られる堀越二郎が開発に携わるなど、日本の戦後の「空のものづくり」の記念碑ともいえる名機ですが、惜しまれながら、日本国内での運航は2006年をもって終了しました。

2014年11月、このうちの1機、国土交通省航空局が保有していた機体が入札による売却手続きに出されました。入札がない場合この機体はスクラップ処分となる運命でしたが、大阪府八尾市の航空部品販売会社エアロラボ・インターナショナル(CEO 鼓呂雲 健造氏)が落札し、もう一度飛行可能な状態に修復・整備する計画を発表しました。

アビエイタープロジェクトは、このYS-11プロジェクトへの協力に早速手を挙げました。機体は約4カ月間のレストアののち、飛行可能な状態へと整備され、5月27日には東京・羽田空港から高松空港まで復活飛行を行ないました。

戦後初の国産旅客機YS-11を日本の空に蘇らせるプロジェクトを開始

野口武彦氏の操縦でYS-11が9年ぶりに日本の空を復活飛行いたしました!

YS-11は、2006年に国内の定期運航から引退。もはや日本の空を飛ぶことはないだろうといわれていました。

「戦後初の国産旅客機をもう一度日本の空へ―」

この思いのもと一丸となった多くの航空関係者の有形無形の協力で修復・整備され、今回の飛行に至ったのです。

※1:自衛隊所属機および静態保存機を除く。

オリジナルの栄エンジン搭載、「本物の」ゼロ戦52型をもう一度日本の空に!

ゼロ戦52型(機体番号:N46770)さて、プレーンズオブフェイム航空博物館には、米軍機のみならず数多くの旧日本軍機も飛行可能な状態で保存されています。1978年と1995年に日本を飛行し、昨年2013年に埼玉県所沢市の所沢航空発祥記念館で展示されたゼロ戦52型(N46770)も同博物館が所有しています。このゼロ戦52型は、世界で唯一、オリジナルの「栄31型エンジン」を搭載した飛行可能な貴重なゼロ戦です。

このゼロ戦52型(N46770)について調査・検討を進めた結果、日本への帰国および日本人パイロットによる飛行の実現可能性が高いことが判明しました。アビエイタープロジェクトでは、プレーンズオブフェイム航空博物館およびスティーブ・ヒントン氏との提携のもと、使用する機体をゼロ戦52型(N46770)に決定いたしました。

ゼロ戦を生まれ故郷、日本へ

いま、世界中を見わたしても栄エンジンを搭載し、かつ飛行可能な「本物のゼロ戦」はわずか1機しかありません。わたしたちアビエイタープロジェクトは、このゼロ戦52型をふたたび祖国日本の空を飛ばすことをめざして活動しています。

現在、プロジェクトの実現に向けて関係者などへの働きかけを行ないつつ、今後は日本への輸送・組み立て・飛行・展示に関する各方面との交渉などを本格化させ、プロジェクトを実現させていく予定です。

歴史ある航空機の動態保存博物館を目指して!

くしくも2013年には本田技研工業によるビジネスジェット機・ホンダジェットが生産開始されました。2014年にはMRJ(三菱リージョナルジェット)が40年ぶりに日本独自の旅客機として運用開始をめざしています。2014年にはステルス性と高運動性を兼ね備えた最新の技術を集結した純国産ジェットエンジンを搭載するステルス機(ADT-X:Advanced Technological Demonstrator-X)までも実用化に向けテストフライト段階にあります。今まさに、日本の航空産業が戦後70年の時を経て、ようやく動きはじめつつあります。

かつての日本の航空技術の結晶であるゼロ戦を日本の空に飛ばすことは、日本の航空産業の将来と、次代を担う技術者やパイロットの育成、養成のために大きな役割を果たすはずです。

わたしたちは、ゆくゆくはゼロ戦が重要文化財、産業遺産に指定されることをめざし、プロジェクトを進めていきたいと考えております。

プロジェクトの実現に当たり、支援企業やスポンサー企業を広く募集していく予定ですので、皆様のご理解とご協力のほどを、何とぞよろしくお願いいたします。

 

※株式会社ブルージェット及び米プレーンズオブフェイム航空博物館は、株式会社ゼロエンタープライズジャパン及びゼロサポートクラブとは一切関係ありませんのでご注意ください。

※当プロジェクトで使用するゼロ戦機材に関しましては、諸般の事情により変更となる場合がございますのでご了承ください。その際は当サイトにて改めてご案内させていただきます。

※当プロジェクトへの出資等を勧誘する不正勧誘には、十分にご注意ください。当事務局の関与しない勧誘行為によって直接的・間接的に損害をこうむった場合でも、当事務局は一切の責任を負いかねます。

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